岩手の除染

岩手県が除染方法を公募しているよと、H氏が教えてくれた。

公募している内容は「福島第一原発事故による放射能汚染のうち、比較的低レベルの放射性物質を除染する技術の全国公募」である。

高レベルの放射性物質の除染技術は福島県が公募して、弊社も地場企業と一部上場の三者連合で挑んだが、見事に落とされた。

落とされた理由もなく、たったの一行「今回は見送り・・・」と書いてあった。

選定されたところはご承知の通り、高コストで低効果?で・・・・・あろう。

だから、岩手県は皮肉混じりに、福島の手法はコストが高いために活用するには難しく、独自に公募することにした、と言っている。

 今、本当に迷っている。

弊社の除染剤「VALD」を活用すれば、簡易な工程で安価に出来るのではないかと考えている、が、・・・。

何しろ役所がやることは、我々民間人が考えていることが通用しないことが多い。

それでも応募してみるか、もう少し考えよう。

 

 

デパートの後に開店

八王子の最後のデパート・そごうが閉店して約一年が経つ。

かっては、伊勢丹、西武、大丸、そごう、丸井、長崎屋と次々に閉店していった。

時代の流れとは言え、これだけのデパートが全滅というのも、珍しいのではないだろうか。

隣町の立川市に賑わいを奪われた形で、何かにつけて引き合いに出される。

さて、この八王子では10月24日にそごうの後に、セレオをオープンした。

デパートの京王が小店舗で入っているが、残りは専門店の集合で構成している。

全部を見学できなかったので、正しくないかもしれないが、少し感想を書いておこう。

従来のデパートの商品構成は、概ね次のような構成であった。

圧倒的な量の女性もので40%、食料品15%、雑貨20%といったところかと思う。

ところが、今回ざっと眺めてみて、孫とジジババを意識し、そこに孫の親を組み合わせが融合するように構成しているのがわかる。

何といってもお金が出る層をターゲットに、しているのだから・・・。

ただそれだけでは、どこでも考えることなので、その土地の特性、特徴をどう組み込んでいくかが勝負だ。

これから歳末セールで賑わうだろうが、ひとシーズン過ぎたところでどういう結果が出るか、楽しみだ。

悪口は聞こえるよ

雑感

本日は小生の母を病院に連れて行くので、休みをいただいた。

母は大正8年の生まれで94歳になる。

痴呆症が進み、残念ながら小生が誰であるかも分からなくなった。

加齢によって色々な症状が出て、目、歯などの衰えが50~60歳ぐらいから現れる。

その中で、よく聞く話にこんなのがある。

「うちのおばあちゃん,呼んでも知らんふりしているくせに、自分の悪口を言われると、ちゃんと聞こえているんだから」

 いかにも意地悪なおばあさんみたいだけど、お年寄りの難聴とはそんなものらしい。

70,80代でも耳がしっかりした人が多い反面、50代で始まる人もいて個人差が大きい。

専門家に聞くと、「老人性難聴の特徴は、特に高い音が聞こえにくくなることです」。 お嫁さんやお孫さんの甲高い声が聞こえない、だから,呼んでも知らんふりしているように思われる。

一方で、声をひそめたような低い話し声は比較的よく聞こえる。

悪口を言う時はご用心。

田村一村のこと

東京都知事が辞任したと、世間では騒いでいる。

これにどうのこうのとコメントする気はないが、行き詰って放り出したというのが本当じゃないのかな。

 ところで、芸術の秋である。 

小生は「絵」が好きで、小学生の頃、近所に洋画家・前畑省三が住んでいたのでよく遊びに行った。

氏は抽象画を描いていたので、当時は変な絵だなと感じていたが、いろいろ教えてもらえるので楽しい時間であった。

その影響もあって、小生の妹(北平律子)は油彩画を今でも描いていて、熱心なファンもいるようだ。

 地方都市にも美術館が増え、素晴らしい絵を鑑賞する機会は幾らでもある。

絵には個々の好みがあるので、良し悪しではなく自分が好きなものが一番だ。

小生が好きな画家の一人に田村一村がいる。

1997年に亡くなったが、南国・奄美大島で求道者のような姿勢で、絵を描き続けた孤高の画家だ。

生前一度も個展は開かず、死去2年後に奄美大島で初めて個展が開かれて有名になった。

奄美の自然を描いた絵は、精緻で華麗で、情熱的で重厚である。

ピカソを尊敬し、貧窮の中で自分が納得する絵を追求した「日本で二番目の絵かき」と、自分で称していたと言う。

 

地球・人間の時間

放射能
, 雑感

7000万年位前に地球上で栄華を誇っていた恐竜たち。

恐竜がある時に絶滅した話を以前書いたことがあるが、恐竜の化石発見の話題が続いている。

羽毛恐竜は中国やドイツで見つかっていたが、今度はカナダで発見された。

地球上あらゆる場所に羽毛恐竜は住み着いていたのだ。

鳥の祖先は恐竜だと言われているが、空を飛ぶために羽が発達したというように考えられていたのだが、どうもそうではないらしい。

翼は繁殖行為のためらしいとか。 何故かは書いてないので分からないが、そういう説が有力なのであろう。

 その恐竜は一瞬にして絶滅したが、時間を経過して人間がこの地球上に現れたのは300万年位前のことだ。

45億年前に太陽と海の恵みを受けて生まれた地球。 

地球の歴史を1年に例え、1月1日に誕生し、現在が12月31日の午前0時とすると、人類が地球に現れたのは何月何日頃だろうか?

驚くなかれ何と12月31日の午後7時頃なのである。

つまり、人類の歴史は僅か5時間に過ぎないのだ。

その人類が自ら作り出した文明で、地球を破壊して良いものか、福島は問いかけているのように思う。