レアアース問題

中国がレアアースの輸出を絞る、という事で、一時はどうなることかと思った。

日中問題に対する経済カードを切って、日本への制裁を実施したのだぞ。

ところがどうだ。 今月、中国はレアアースの生産を停止したのだ。

レアアースというのはカタカナで舌が絡まりそうな名前の希少金属のことを言う。

高性能の磁石などに使用するジスプロシウムなど、輸入できなければハイブリッド車などが生産できないとされていた。

ところが、日本企業は底力を発揮して代替品を開発して、レアアースの需要が急減したのだ。

中国は輸出制限どころではなく、中国の生産能力を下げた。 これでも対応できずに、生産停止に至ったのだ。

日本に対する経済カードを切ったつもりが、自国の企業閉鎖を招いているのだ。

日本の技術開発力を甘く見たら、痛い目にあうぜよ。

経済は生き物であるので、市場にまかせないと機能しないという良い例だ。

 

この記事を見てどう思う?

 

秩父で捕獲されたシカ肉から800ベクレル超のセシウム検出 

埼玉新聞 10月23日(火)23時21分配信

 県は23日、秩父市浦山で21日に捕獲された野生のニホンジカ(雌)の肉から、基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を大きく上回る820ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。野生動物で基準値を超えたのは県内で初めて。県はニホンジカの食肉を取り扱う業者に対し、県下全域で出荷・販売の自粛要請をするほか、近隣市町村を通じて住民に肉を食べないよう注意喚起を行う。

 県は福島第1原発事故を受けて、狩猟期が始まる11月15日までをめどに、県猟友会や秩父市などと協力して野生動物(イノシシ、ニホンジカ)の放射性物質検査を実施している。本年度はこれまで10検体(8月29日~9月30日に捕獲)を調べたが、イノシシは34ベクレル、ニホンジカは22ベクレルが最高値だった。今回の820ベクレルは突出して高い。

 県自然環境課は「文部科学省の航空機モニタリング調査では、捕獲された場所の周辺は比較的放射線の沈着量が高い場所。落ち葉などを継続的に捕食したことで、体内にセシウムが蓄積されて高濃度になったのではないか」とみている。

 同課によると、県内で捕獲されるニホンジカは、有害鳥獣捕獲と狩猟を合わせて年間約1500頭。本年度は有害鳥獣捕獲の一部が食肉として使われた可能性もあるという。県は今後も野生動物の肉について検査を実施する。

 他県では、岩手県陸前高田市で8月に捕獲された野生のニホンジカの肉から、584ベクレルのセシウムが検出されている。

四大紙ではない埼玉新聞の記事。 今朝、こんな記事がネットに出ていたのだぞ。 鹿の肉からこんなにセシウムが検出されているという現実。

それも埼玉の秩父の出来事ですよ。 

発表している放射線量のデータは、線量が低いところを選んで測定しているのでは?という話もあるが・・・。

暖かい息

冬型の気圧配置になって寒さがやってきた。

外は雨風が強く、おまけに日暮れが早いので寒さも一段と身に沁みる感じがする。

急激な気温の変化には、我々年寄りには体温調節が追いつかなくて、変調を来すことが多い。

これからが冬に向かっていく本番の始まりなのに、今からこれでは先が思いやられる。

 ところで、「暖かい空気」「冷たい空気」をご存知だろうか。

両手のひらを合わせ広げて、ここに口を尖らせて息を吹きかけてみてください。

冷たい息が手で感じられませんか? お茶を冷ます時はこの口の形です。

今度は口を開いて息を吹きかけます。 どうですか?

暖かい息を手に感じますよね。 寒い時に息を吹きかける時はこの口の形です。

同じ息でも、暖かい息と冷たい息があるのです。

 もうお分かりですね。 口を尖らせていると「冷たい息」なので、喧嘩になったり悪口になったりするのだ。

だから、大きく口を開いて、「暖かい息」を出して過ごそう。

老いて醜態は・・・

市内の山手にある大きな老人病院とある件で、打ち合わせを行うことになっていた。

ところが、本件を仲介している80歳の老人が、思いもよらない行動で相手が気分を害した。

詳しく記述できないので判りにくいと思うが、威張った横柄な態度で「何様だ」と言われたのだ。

 全ては当方の責任だと思うが、余りの常識外れの行動に呆れ返ってしまった。

程度問題も度を過ぎると、長寿であることは良いが老醜を晒すことは不幸なことだと思う。

財産にしたってあの世とやらへ巨億の富を持っていけない。

日本人は昔からうまいことを言っている。

「立って半畳、寝て一畳、天下を取っても二畳半」

 また、「五福六極」という諺もあるが、五福を説明しておこう。

  寿・・・寿命が長いこと            富・・・財が豊かなこと

  康寧・・・健康で心の安らかなこと     徳・・・道徳を楽しみ、好むこと

  考終命・・・人生の最期が安らかなこと

 肝に銘じて過ごしたいものだ。

 

日ハム・栗山英樹

パ・リーグの覇者が決まった。

ファイナルステージはもつれるだろう、という予測を裏切って、3連勝で日ハムが日本シリーズに進出した。

監督の栗山英樹氏はコーチの経験もなく、解説者からいきなりの監督就任であった。

日ハムではエースのダルビッシュが抜けて、戦力が大きくダウンしている状況で引き受けた。

さあどうだろう。 いきなりの開幕戦はあの斎藤佑樹で勝利。

途中で波はあったものの1位でパ・リーグを通過。

その間の4番は中田に任せた。 それも中田が打てなくても辛抱に辛抱を重ねて4番は変えなかった。

よくあそこまで耐えられるものだ、と感心することが度々あった。

投手の吉川も大きく成長した。彼は監督に試合を任され、精神的な成長があったのだと思う。

そこに共通することは、「やられれば監督がヘボいから」と責任を負い、選手に本来の力を発揮させるために「普段通り」を貫いた。

まさに、監督が選手を信頼し、選手も監督が信頼してくれることを意気に感じ、プライドを持ってのびのびプレーした。

更に一体感が増したチームは日本シリーズに挑む。