江頭さんのこと

ブログを始めて間もなくの頃、江頭(えがしら)さんの事を書いた。

「82歳の青年」のタイトルだったと思う。

その江頭さんが「ぼうこう癌」を発症して入院したのが、2週間前のことである。

ただちに手術をして4日目に退院したので、成功した手術であろうと思う。

ウズウズして家で5日間ごろごろしたが、いたたまれずに工場に出てきたとの事。

医者に仕事は止められていないが、すぐ無理をするので小生は工場に行くことを遠慮していた。

元が船大工であるが、船を作る機会がないので木材工芸品を制作している。

新しい発想を心掛け、小生がテーマを与えると生き生きしているのだ。

ただ、やる気が前面に出すぎて、張り切りすぎるきらいがある。

寝ていて良いアイデアが出ると、家を飛び出して工場に行く癖があるらしい。

今日も「死ぬまで仕事をしたい」と。

この場所で死ぬなら本望だと言っているので、まだまだ大丈夫そうな83歳である。

都内に出向いた。

若いY氏が運転するハイブリッド車で、東京消防庁に行く。

初めて行ったが、大勢の人が狭いところで窮屈そうに仕事をしていた。

用事を済ませて、亀戸の小社事務所に寄り、空気清浄機AT-2000を2台積み込んだ。

ご注文を頂いているので、八王子の事務所でPSEマークを添付し、肝心のPmフィルターを設置して出荷するためのものだ。

Pm2.5が本当に取れるの?・・・とよく質問されるが、取れることは間違いないが、何%取れるかは言えない。

何度も言うが、空気を取り入れる時に水のシャワーで洗浄する機構である。

ガスの洗浄において、水でガスを洗うことが効果的であることは分かりきったことである。

但し、工業用としてのガス洗浄装置にこのタイプのものは多いが、家庭用として水を使って洗浄するものは少ないと思う。

AT-2000は「放射性物質吸着用空気清浄機」であるが、放射性物質吸着用フィルターをPm用に載せ替えたものである。

水はこの世の中で「モノを良く溶かす」物質であるのだ。

水の天体である地球。 この水を有効に利用して、きれいな空気を確保しよう。

 

3月の防災日

レイノ宣伝隊

防災用品の開発・製造・販売を手がけて、5年目に入った。

新しいものを考えては、実用新案や特許を書いて権利化をしてきた。

おかげで、特許貧乏である。

これまでは30件ぐらい出願すると、1件ぐらいは中ヒットしたものであるが、近年さっぱりである。

 それはさておいて、今日は奈良県からAさんが来社した。

色々と情報の交換をして行ったが、若いバイタリティを感じながら少しエネルギーを頂いた。

自分より気分が若い人と時間を共有するのは、心地よいことである。

そこで、最初の話に戻るが、3.11が近づいてきた。

防災の心得では「慌てないこと」「火の始末」である。

とっさの時にすぐ「火を消す」という行動をとるためには、普段から小さな揺れでも消火の習慣をつけておくことが大事だ。

東京消防庁(明日訪問予定)では地震の心得で、次の9点を挙げている。

  1. テーブルの下など安全な場所に逃げる。   2. 戸を開けて出入口を確保する。

  3. 慌てて外に飛び出さない。           4. 家族、隣近所と声を掛け合う。

  5. 出荷したらすぐ消火。              6.門や塀には近寄るな。

  7. ガラス片には気をつけろ。           8. 協力し合って応急救護。

  9. 正しい情報に耳を貸す。

非常の場合、これだけは絶対持ち出さなければならないものを、非常持ち出し品という。

「非常持ち出し品」と「非常用品」は揃っていますか?

特に、非常用品の携帯トイレは大丈夫ですか。水や食料よりまずトイレ・前日分を出すのだから。

 ご用命は小社へ。

 

会議の弊害

雑感

八王子を出て江戸川区の新木場に行って、赤羽橋で昼を食べて大手の会社を訪問。

昼を食べたと書くとレストランか、と思うだろう?

済生会中央病院の窓際のテーブルでセブンイレブンの弁当を食べたのだ。

これが安くて旨いし、窓からの眺めがよい。 ちょうど雪が降りだして外は寒いのに・・・と。

この後、S氏と落ち合ってもう一か所訪問。

S氏によると毎週月・火曜日は、会議日だそうだ。

今日も13時まで会議を行って駆けつけたとのこと。 

会議ばかりやっていてよく会社が維持できるものだ、と感心しながら聞いていた。

 よそ様の会社の事をとやかく言うのは良くないので、この先は一般論として書こう。

会議には、直接議論に加わる必要のない人、いても意味のない人までが出席することが多い。

これが会議室の雰囲気をダラけさせたものにする。

熱心な議論や企画の検討なら意味があるが、上司のお説拝聴や、単なる事務連絡の場と化していることが多い。

この類の集まりの無駄さ加減に気づいた企業は、時間の有効利用に腐心しているのだ。

いわゆる会議は踊るでは無駄が多いということ。

ただ参加している会議は退屈と同時に疲れるものだ。

S氏の話を聞いていて、昔勤めていた頃を思い出して書いてみた。

不安の粒子

NHKのニュースで山形県の蔵王で、樹氷に汚染物質が含まれているとのこと。

5ccの雪を真っ白い濾紙で濾過すると、真っ黒に色が着くほどである。

中国で排出されたpm2.5は上空1000m~1500mを、強風に乗ってやってくるとのことだ。

 空気清浄機への関心の高まりは、日本製品に集中している。

日本製品を毛嫌いしている中国で、日本製の空気清浄機がバカ売れだ。

日中の対立よりも、まずは自分の命が大切といったところか、現金な話である。

それにしてもひどい話だ。

韓国でも関心が高く、弊社にもお話をいただいているところである。

ただ、pm2.5は総称であって、個別には発生起因物質によって種々雑多と推測される。

主に呼吸器に悪いとされる物質は推察はできるが、物質の特定、混合物の比率等を考慮すると、捕捉方法は難しい。

それでも即応するために、仮説のもとに対策を考えなければならない。

その上で、この世の中でモノを一番よく溶かすものは「水」であり、特にガスの洗浄に水は欠かせないものである

また、小社のAT-2000を宣伝してしまったが、・・・。