一息入れる

間もなくゴールデンウィークだが、行楽地は混雑が予想される。

小生の年代で毎日働いていると、何となく疲労が蓄積しているような気がしてくるものだ。

一息入れて過労脱出したいと思うが・・・。

 「血気めぐりて病なし」

 心は人身の主君也。 故に天君という。

 心は内にありて、五感をつかさどる。

 心は身の主なれば、安楽ならしめて苦しむべからず。

心は身の主也。 静かにして安らかしむべし。 身は心のやっこ(奴)なり。

うごかして労せしむべし。 心やすくしずかなれば、天君ゆたかに苦しみなくして楽しむ。

身うごきて労すれば飲食滞らず、血気めぐりて病なし。

 頑張り続けたら、疲れきって病気になったり、燃え尽きてしまう。

  一息入れることが必要だ。

ねずみの話

pm2.5は話題にならなくなったが、飛んで来ていないわけではない。

鳥インフルエンザに話題の座を取られている感がするが・・・。最悪はPmにインフルがくっついて飛んでくることだ。

そういえば、福島のことも汚染水以外はあまり話題にならない。

小生の友人のツイッターを見ていたら、今朝の記事は非常に面白かった。

タイトルは「感電ねずみの話」である。

物書きであるので文章も上手である上、テーマが面白いし、比喩がうまい。

・・・むかし昔、ある村にねずみの親子が住んでいた、という書き出しである。

助け合いながら人間も動物も仲良く暮らしていたが、ある日突然村人が消えた。

「294魔」の話であるが、面白いので興味のある方は検索してください。

検索は「加藤普」で出てきますよ。

彼は音楽評論家でもあり、その道の造詣も深い。

ちょっと定形外のところもあるが、結構面白い発想をするのでたまに呼び出している。

若い営業マン

小社を27歳の営業マンT君が訪問した。

Jという会社に所属していて、新規開発でバリバリの営業を展開している様子。

見た目はおとなしく、大丈夫だろうかと思わせる雰囲気がある。

しかも、決して饒舌ではなく、むしろ朴訥とした語り口である。

よく言われるが、優秀な営業マンは「聞き上手」が一番なのだ。

話が上手でなくても良い、むしろ話下手だが聞き上手の方が良いと言われる。「話し上手は聞き上手」

ものを買ってもらうための営業というのは、その営業マンを買ってもらうということなのだ。

その営業マンの人格すべてを売り込むということなのだ。

 ほのぼのとして、それでいてこの人なら出来るかもしれない、と感じられることが大事だと思う。

何となく話をしていて期待をもたせてくれる。 こちらも彼に応えてあげたい。

そんな雰囲気というのは体で感じるものだ。

 

親友と「満腹デー」

人知れずこの世を去っていった小生の親友・H.T 享年60歳であった。

訳あって娘と二人で暮らしていたのだが、玄関先で倒れていて亡くなった。

あれからもう8年目の命日が近づいた。

自由奔放に生きた男であった。「まるで寅さん」と皆に言われたものだ。

若い頃はよく食い、よく飲み、よく遊んだものだ。

 小生の独身時代は給料も安く、月末が近づく頃には腹ペコの日があったものだ。

そんな思いから、ある年の3月24日を「満腹デー」に決めて、この日は思いっきり腹いっぱい食べるぞと決めたものだ。

いつの間にかこの日のことすら忘れてしまうこともあったが、彼を亡くしてから命日には決まって思い出す。

大酒飲みの彼は、酒を飲むたびに言い訳を言っていた。

まるで「酒飲みは 何かにつけて わけをいい」を地で行っていた。

「今日はお祭りだから」「今日は創立記念日だから」「麻雀で役満を上がった」「・・・」

何でも理由をつけては酒に変えていたのを思い出す。

4月の終わりだというに、今日は寒い。

きっと彼なら、「寒いから一杯やろうぜ」と言ったことだろう。

お世話になった人

雑感

ある大学の大学病院に、営業のお供で訪問した。

何年ぶりのことだろうか。 20年位前には何度もお邪魔した大学である。

当時は「節水」の仕事で訪問していたのだが、設備担当のM氏の力添えなくしてはここには入れなかったでだろう。

その時のきっかけは、電話帳で「目的の大学」を調べ電話する。電話すると、交換手が出て担当者に繋いでくれる。

そんな時代だったから、担当に繋がったのであるが、今では担当まで行き着くのが難しい。

飛び込みの営業も時代とともに変わってきているに違いない。

 今日は違うことで、そこの子会社にオジャマしたのだが話が盛り上がって、見積の提出を依頼されたので進展かな。

話が一段落したので、昔お世話になったM氏の事を尋ねてみた。

ところが、担当部長が「M氏とは親しくて、よく一緒に飲んだもんだよ。残念ながら、一昨年に亡くなった」との事。

人情派の酒飲みだったね、としんみりした話になってしまった。

時間は誰にも平等に与えられた唯一のもの。

生かされている命は、大切に、そして全力を尽くそう、とあらためて考えさせられた。