備えあれば、と言うけれど

レイノ宣伝隊

人生何が起こるかわからない。

一寸先は闇と言うが、昨日まで何事もなく暮らしていても、突然の事故に遭遇することもある。

韓国で起きた旅客船事故では、沢山の高校生の命が失われた模様で痛ましい出来事だ。

今回の事故は人災の側面が強いように感じるが、人生においては一度や二度の天災にも遭遇することがある。

ビジネス社会においては、自分ではどうしようもない事故と言うものがある。

天災や火事等の事故と違うところは、失地挽回に大変な長さの時間を要することだ。

病気、左遷、人間関係等のピンチは、長期間に渡って反発エネルギーを持続させていかなければ負け犬になってしまう。__

解決策は、自分自身でそのピンチを切り抜けるしかないと言うことである。

まさに、自分自身との闘いなのだ。

「逆境は”裸”の自分との闘い」・・・ドイツの詩人  イプセンの言葉

「この世で最も強い人は、いつも一人で立っている人だ」

この気概と孤独に耐えるシンのある強さがあって、初めて他人の協力も得られるのではないだろうか。

 

新聞の死亡記事

__午後からホテルマンとあって、色々な話をさせて頂いた。

その中で、面白い話があったので紹介してみたい。

大学教授や著名企業人は退職しても、新聞の社会面の下に「死亡告知」の記事が出るのが常だ。

死亡告知には身分の差別を感じるが、この欄を熱心に見ている人がいるのだ。

ホテルの営業マンである。

あるホテルでは通夜や告別式に頼まれもしないのに、自主的に出かけるのだそうだ。

出かけるのはベテランで、こまごました喪主側の手伝いをするのだそうだ。

テントの中の受付や香典を預かるような要職でなく、車の整理や行列の案内、誘導等の雑役だ。

そして静かに挨拶して帰る。 本番はこの後の「法事」である。

告別式はマーケットリサーチの大切な場であると言うのだ。

人数、規模だけでなく、車を見てどこの社のどんな人が・・・マークしてデータ集めをしているのだ。

このデータを基に、法事のプレゼンテーションを行うと言うのだ。

確かに、1周忌の法事となると、悲しみも和らぎ湿っぽくないし、結婚式より確かなマーケットなのだ。

ホテルにとっては「死亡記事」は、おいしい記事と言うことだな。

 

STAP騒動のその後

先日、小保方さんの会見について述べたが、その後の展開が小生の想像しているような方向で動いているように思う。

それにしても、今週行われた笹井副センター長の記者会見には呆れてしまった。

ミスをしてしまった場合に、「すみません」の一言が言えないようでは困るだろう。

自らのミスを自らの責任と素直に認めず、他に転嫁し言い訳を並べ立てる。

何故「素直な気持ちになれないのだろう」と思うが、自らの保身に汲々としている。

中継を観ていて同様の感を持たれた方も少なからずいたと思う。

吉川英治が残した言葉「吾以外皆吾師(われいがいみなわがし)が、強い響きを放っている。

自分以外の人やモノを自分の師と仰ぎ、生活することができれば、自ずと素直な気持ちも生まれてくるのだと言っているのだろう。

STAP細胞の事はSTAP現象と呼んでいたが、風向きは完全に変わったようだ。

だって、相手は小保方女史でなく、世界のハーバード大学なのだから・・・。

理研の対応の変化にお気付きだろうか。

ハーバード大学は小保方氏を再び招いて、研究を続けさせようとしていることからも明らかだろう。

韓国の船沈没で

雑感

葬儀の表紙修学旅行生を大勢乗せた旅客船が、韓国珍島の海で沈没した。

まるで、スローモーションを見るかのような映像が流れ、何とかならないのかと心配が募る。

日本とは「従軍慰安婦や靖国問題」で冷めた関係状態にあるが、一刻を争う人命救助にメンツもあるまいと思うのだが。

元来、日本の海上本庁をモデルにして、韓国の海上保安庁はできている。

ただ、装備や技術は日本より遅れているので、早く要請をすればいいのにと思うのだが・・・。

それとも、最近仲良くしている中国から応援を仰ごうと言うのだろうか?

普段の仕事でもそうであるが、「気付いた時、即実行」が大切なことだ。

誰でも悔いを残したくないと思っているはず。

生きているうちに心残りの無いように・・・つまり、後で悔いの無いようにしようということだ。

このことは、一生と言う意味もあるが、毎日の生活の中でも言えることだ。

「今日やれることは、明日にのばすな」

簡単な事なのですが、実はなかなか実行が難しいことだ。

後でやろう、明日やればいいやと気を緩めて、そのうち忘れてしまい大事を招くこともある。

「覆水盆に帰らず」なんて事にならないように、気が付いた時に即実行。

 

中国滞在記

中国のGDPが発表され、7.4パーセントの伸びだそうだ。

政府目標が7.5パーセントであったから、目標に届かないにしてもこんな数字でしか出せないのだろう。

数年前までは8.0パーセントの伸びを確保しないと、暴動が起きると言われていたが…。

それにしても、中国は変調が顕著であるように思う。

すでに、理財商品を扱う影の銀行(シャドウバンキング)が債務不履行を起こしたりしている。

住む人がいないマンションを鬼城と呼ぶが、たまにテレビで映されるからご覧の方も多いことだろう。

GDPを確保するのと幹部が出世する為と、市民の拝金主義と資金確保等が絡んで、不動産バブルを生んでいるのだと言われる。

それはともかく、中国ではホテル以外の個人所有の家やマンションに泊まったことが、数知れずある。

まず、家に入る時は玄関に二重の扉がある。(知らない人を見たら泥棒と思えの例えの通り)

スーパーに紙袋を持って入ると、注意されて袋を預けないとは入れないのだ。

次いで、下駄箱が無いので靴を脱いで上がる際は、玄関に置くしかない。(生活習慣が違うので仕方がないが)

トイレは水洗が増えたが、水質の悪いせいで、便器がすぐ茶色になるらしい。

エアコンが設置してあるが、どの家でも一台はエアコンの下にバケツを置いてあるのだ。

桂林の画家のお宅では、寝ていたら寒くて眠れない。電気が切れて電気毛布が冷たくなっていたのだ。

最近では少しは良くなっているかもしれないが、独裁国家で国民が豊かになったところはない事は、歴史が証明している。