新人が歩く
昼を食べに行くと、研修会を行っている団体をよく見かける。
この時期はいかにも「新入社員」とわかる集団と、何度か遭遇した。
若いというのは未来があるから素晴らしい。 意欲に燃えている雰囲気が何となくあるように感じる。
磨けば光るのだから、頑張れと思わず応援したくなるものだ。
一方、経営側から見ると、「人、物、金」の経営資源の一つである。
どれか一つ欠けても会社の経営は成り立たなくなる。
ただ、モノはカネで買えるのだ。
カネはヒトが新製品を生み出してくれれば、入ってくる。
だから結局、大事なのはただ一つ「ヒト」なのだ。
そうは言っても、ベンチャーや零細企業に「ヒト」は集まらない。
高給を出して三拝九拝して来てもらった会社の社長を知っているが、業績が良い時ばかりではない。
給料目当てに来た奴は辞めていった。 「金で来た人は、金で去って行く」と言っていた社長の顔を思い出す。
今の時代に企業が人を育てていては、間に合わないとよく言われるが果たしてそうだろうか。
仕事通じて人は成長していくもの。 体験の場を通して体で分かっていくことが多いものだ。
そういうことを考えると、「人を育てる」事が企業成功への近道なのじゃないのか。