お世話になった人
ある大学の大学病院に、営業のお供で訪問した。
何年ぶりのことだろうか。 20年位前には何度もお邪魔した大学である。
当時は「節水」の仕事で訪問していたのだが、設備担当のM氏の力添えなくしてはここには入れなかったでだろう。
その時のきっかけは、電話帳で「目的の大学」を調べ電話する。電話すると、交換手が出て担当者に繋いでくれる。
そんな時代だったから、担当に繋がったのであるが、今では担当まで行き着くのが難しい。
飛び込みの営業も時代とともに変わってきているに違いない。
今日は違うことで、そこの子会社にオジャマしたのだが話が盛り上がって、見積の提出を依頼されたので進展かな。
話が一段落したので、昔お世話になったM氏の事を尋ねてみた。
ところが、担当部長が「M氏とは親しくて、よく一緒に飲んだもんだよ。残念ながら、一昨年に亡くなった」との事。
人情派の酒飲みだったね、としんみりした話になってしまった。
時間は誰にも平等に与えられた唯一のもの。
生かされている命は、大切に、そして全力を尽くそう、とあらためて考えさせられた。