心の良薬
午前中は商店会連合会の会長に会って、お話させていただいた。
商店会と言っても賑わっている商店会なんてありませんよ、と言われる。
想定した通りで、特に驚くべきことではないが、平均値はダメでも良い処もあるはず。
世間話をしていると話の間にちょこちょこと店の名前が出てくるのだ。
幾つかのヒントを頂き、自販機のオペレーションを業としている地場の会社を訪ねた。
4年振りの訪問で懐かしい思いがしたが、お互いに力を併せてやっていきましょうと握手。
以前にも書いたが、青梅は吉川英治のゆかりの地だ。
彼の残した「吾以外皆吾師」(われいがいみなわがし)という言葉には強い響きがある。
企業にとって信用とは、帳簿に出てこないが何よりの財産だ。
自らのミスを自らの責任と素直に認めず、他に転嫁し言い訳を並べる。
なぜ「素直な気持ちになれないのだろうか」と思うことにぶつかることがある。
自分以外の人や物を、自分の師と仰ぎ、生活することができれば、自ずと素直な気持ちも生まれてくるのであろう。
吉川英治の言葉は、現代の心の良薬である。