夜顔が咲いた
事務所の壁に竹で扇型の棚が作ってある。
夏になると、大家さんが植えた「夜顔」が咲く。 その名のとおり昼間は蕾で夜に大輪の花を見事に開く。
今年の咲き方は近年では最高の状態なので、急いで写真に収めた。
花の生き方も色々だ。 人知れず咲いて散っていくものもある。(もっとも花は人のために咲いているわけではないのだから)
今夜も一篇の詩を紹介しよう。
「一本の道」 ・・・ 坂村 真民
木や草と人間と、どこがちがうのだろうか
みんな同じなのだ
ときには彼らが、人間より偉いとさえ思われる
かれらは時が来れば、花を咲かせ、
実を実らせ、自分を完成させる
それにくらべて人間は、何一つしないで
終わるものもいる
木に学べ、草に習えと、わたしは自分にいいきかせ
今日も一本の道を歩いていく