嘘をなぜつくのか

iPS細胞の移植を行って成功したと、森口尚史氏は発表した。

いち早くスクープとして記事にした読売新聞は、慌ててて訂正を行っている。

どうも、氏の話は嘘であろうと疑われている。

時間とともに明らかになるのであろうが、何故嘘をつくのであろうか。

 「一度も嘘をついたことがない」という人がいたら、その人こそ一番嘘つきである。

そんな言葉があるほど、人は嘘をつく動物だ。

子供はいつごろ嘘と出会って、どんなプロセスで嘘をつくようになるのだろうか。

「嘘」の効用もある。 人間関係を潤滑にするために必要な場面もあるだろう。

しかし、今度の森口氏は言っていることが嘘であれば、恥ずかしい限りだ。

どうして、何のために、こんな嘘をつくのであろう。

福島の今

既に福島のことを何度も書いてきたが、このところマスコミでちょこちょこ報道がある。

このような時は、何かあるのではないかと勘ぐりたくなるのだが・・・。

1号機の内部にカメラを入れて、写真を公開した。 何の意図があるのだろうと思う。

人間が何分か浴びると死に至る放射線量がある場所だ。 燃料棒が熔け落ちているはず?だが判らない。

水の量は安全な量が・・・というが、入れた水は漏れている。 溜まる一方なのだ。 これが冷温停止? 安全宣言?

最近報道で見ないけど、ドラム缶の水は増えっ放しのはずだ。

 NHKでは南相馬の除染を放映していたが、放射線量が瞬間的に減ることはあるが、また元の高い値に戻る。

周りの大きな木を切り倒さないと線量は減らない。 放射性物質に汚染された表土を、剥いだ土が袋に入れて積んである。

柿の木は70~80年経って、美味しい実をつけているが食べられるものはないのだ。

何年待てば食べられるだろうと、・・・悲しいを通り越している。

残念ながら、弊社が爆発直後に予測した通りになってしまっている。

故郷に戻りたい。 ふるさとは遠きにありて思うもの。 故郷はありがたきかな。

誰しもが想うことである。 

何度でも言いたい。 役人、政治家よ、福島に住んでみろ。 JAが「脱原発宣言」だぞ。

WBC監督

さむらいジャパンを率いる大将が決まった。

山本浩二氏監督が引き受けた。

WBCに参加するかしないか、一時は選手会が不参加を表明したので、本気か?と。

分配金のことは未解決のままで、今度は参加表明した。

野球ファンにとっては、参加して3連覇を目指し、優勝を期待するのは当然だ。

こんな中で、WBC監督に現役から探していたが、断られてサー誰?と思っていたら山本氏。

よく引き受けた、と感心した。 3連覇することを当然の如く背負わされての監督業だ。

 思えば北京五輪の代表のコーチとして、星野仲良しグループで行っていたぞ。

あれから時間は経過したが、果たして。 現役を離れて随分経つし、大丈夫であろうか心配だ。

ただ、今の状況でよく引き受けた、この男気に知性を足して「チームワークのさむらいジャパン」を世界に見せて欲しい。

団体競技の勝負は、技量と運と組み合わせの妙である。

大将が沈着冷静なる采配が振るえる体制であってほしいと願うばかりだ。

CARBONEX

弊社が低温で炭化した炭を、試験販売をしている。

過日、この炭をうどんに練り込んで「どうだろうどん」と称して食したことを記した。

今日はうどんの話ではなく、この炭を量産試作するために炭化炉の設置場所を見に行った。

炭化炉の重量がかなり重いために、設置場所の床がしっかりしていることと、熱と臭いが出ることを考慮する必要がある。

小豆や竹を原料として考えているが、従来の炉と違うためどういう挙動をするか、やってみないとわからない点がある。

 出来た炭は不思議な動きをし、植物に対して有用な働きをすることが既にわかっている。

特に、葉物野菜に対しては生育時間の短縮、葉の色、病気への耐性等に顕著な効果を示す。

また、水耕栽培においては藻の発生が悩みのためであるが、供給する水に炭を添加することで、これを抑える効果がある。

この現象では、藻を取り出して炭を共存させるも、藻は減少しない。しかし、供給する水に炭を入れると藻が減るのだ。

炭には殺藻作用はないが、藻の萌芽を吸着しているのかもしれないことが推察できる。

結果としては、好結果を産んでいるのである。

日本の農業関係事業に役立てるべく、奮闘を続ける田中君である。

ノーベル賞

何といってもノーベル賞の山中伸弥氏の話題だろう。

この3~4年、今年こそと言われながら受賞できなかった。

ノーベル賞は発見から確認までの30年ぐらい経過しないと受賞できないので山中氏もそうかなと思っていた。

ところがどうだ。 明確な結果確認がない中で決まった。

このことは、山中氏の発見が如何に偉大なる発見であり、期待が大きいかを物語っている証だ。

小生は詳しい理論は分からないが、報道を見聞きすると将来技術として日本の基幹産業に育つのではないかと思う。

やはり、日本人は凄いのだ。 努力する、耐える、協力し合う、真摯に向き合う姿等、どこかの国とは違うのだ。

今や、世界中が山中技術を使って、再生医療に、病気の発生メカニズムに、創薬に向かってシノギを削っている。

課題もあるだろうが、人類は健康に対して大きな鍵を掴んだ。

 一方で、この時代でも個人の独創的発想が重要であることを印象づけた出来事である。