古本屋

雑感

八王子に昔からある古本屋・松岡書店を、2年ぶりにのぞいてみた。

驚いたことがある。 本屋と言いながら漫画が多いことである。

全部の本が何冊あるのかわからないが、ざっと6割くらいが漫画、漫画である。

出版物が減っているニュースはよく聞くが、ここでも活字離れを確認することとなった。

子供の頃、少年、少年画報、まんが王などの雑誌が漫画を掲載していたので読んでいたことを思い出した。

手塚治虫の「鉄腕アトム」「鉄人28号」、武内つなよし「赤胴鈴之助」など、同年代の方はご存知のことだろう。

懐かしい昔話であるが、小生の同級生吉本學の兄貴が漫画家であった。

確か、バロン吉本と言った。 

時間があったので漫画のコーナーで、バロン吉本を探してみたが探せない。

店員に聞いてみたら、「ありますよ」との事。山の中から出してきたのが「昭和任侠伝」というタイトルだ。

氏の漫画は「・・・任侠伝」というタイトルであったことを思い出した。

わざわざ探してもらって手ぶらで買えるのも、と思いながらその価格の高さに驚いて、丁重にお礼を言って帰ってきた次第。

 それにしても、紙に印字した読み物は減る一方である。

新春の集いに参加

八王子商工会議所主催の「新春の集い」に参加した。

この集いで、ミニ展示コーナーがあって机一つを貸していただいて、展示を行い説明に当たった。

非常用トイレとPM用空気清浄機を展示した。

約10社が展示していたが、贔屓目に見て小社のブースは訪れた人が多い方だった。

やはり、現在注目されている話題であるからだろうが、人が訪れると嬉しくなる。

具体的に商談までは発展しなかったが、これを機に話を進展できればありがたい限りだが。

約300人の参加者で、講演会「2013年 日本経済の現状とこれからの金融」と題して、高橋洋一氏が1時間30分にわたって続いた。

安倍総理のアベノミクスについて詳しく解説していたが、金融、財政、産業振興を3Aが担当する。

3Aは安倍、麻生、甘利の頭文字だ。 中でも重要なのは金融で、日銀総裁人事が焦点だと説いていた。

何故かはここでは書かないが、注目して見てみようと思う。

それにしても、若い人の参加者が少ないなと思ったが、魅力が足りないのだろうか。

 

PM用空気清浄機(3)

昨日小社のホームページに「PM用空気清浄機」の案内を載せたところ、検索の件数に驚いた。

今までの10倍以上の人が検索しているのだ。

PMという深刻な問題から何とか身を守れないかと、多くの人々が腐心しているのが数字で表れたようだ。

電話による問い合わせも2件あって、2件とも九州の方だった。

お一人は説明を聞いたあとで、暫くしたら「1台送って下さい」との事。

明日、梱包して発送する予定である。 

 そんなことの中で、小生が中国で仕事をした時の香港在住の日本人・S氏から電話があった。

S氏は香港から近い中国大陸の、広東省で日本企業の社員食堂を経営している。

社員食堂であるが、驚くなかれ一日に5万食を提供しているのだ。5万食だよ。

S氏は小生が「空気清浄機」を扱っていることを知っていたので、「こっちで売れるものはない?」との事。

こちらの現状を伝え、メールにて資料を送った次第である。

思いもかけず、意外な展開になるかもしれない、そんな予感がする本日の出来事であった。

裏を返す

箱に名刺がたくさん入っている。

60歳の時にすべての名刺を一旦捨て去った。

還暦を機に一旦おさらいをして、新たにやり直そうなんて気取って捨てたが、既に箱一杯である。

一時は名刺がないから必要なものも探せなくて困ったが、本当に困るかというと致命的な事はない。

 標題の「裏を返す」という言葉は、江戸の郭言葉だそうで、2度目の訪問を指すのだ。

初めてのお客は「初会」、再度足を運んで「裏を返し」、3度目からは「馴染み」になるという。

この「裏返し」が肝心なのはどの社会でも同じだ。

 一度くらい名刺を交換しただけじゃ、人脈と呼ぶのはおこがましい。

馴染みになってこそ人脈、財産だ。

 明後日は、商工会議所の名刺交換に何年かぶりに出てみることにした。

名刺交換はビジネス上の儀式だ。 その後のフォローがなければいざという時に頼れるわけがない。

名刺はたくさん持っているだけじゃ意味がない。 そこで、「裏を返す」重要性が出てくる。 

相手にしてみれば、過去に一度面識があるだけで、音信不通の仲と、間に電話一本、手紙一通でもともかく裏を返してもらった仲では、親密度が違う。

「裏を返す」は、真剣なお付き合いの気持ち、自分のスタンスを伝える意味合いであろう。

心に床の間

10:00の約束で、某大手の自動車会社に出かけた。

会社の調子がいいのであろう、面会の人が多い。

会社を訪ねると、その会社の好・不調が訪れる人の数でおおよそ分かる。

 それはともかく、待合室で辺りを見渡すと自動車の部品等が陳列してある。

先方が来るまでの時間あれこれ考えていたが、車はなぜ回るのか?という懐かしい疑問を持った若い頃を思い出した。

車輪には「ガタ」がないと回らないという話だ。

設計図通りきっちり作っても車輪が回らないよ、と教えられたことを思い出したのだ。

思えば、最近は朝から晩まで仕事のことばかり考えている。

心の中がビシーッと一杯になってしまっている気がする。

隙間もないから何か問題が起きると、対処に余裕がない状態だ。

 毎日どこかでモノを考える時間を持とう。そう思いながら実行できていないようだ。

明日からはトイレに入って、じっとモノを考え、心に空間を作るようにしよう。