讃岐うどん屋

H氏と営業に出かけた。

アポ済みの2箇所を回ったところで、12時を過ぎていた。

この時点で午後に行く予定先まで40分掛かると読んでいたので、いつもの「讃岐うどん」に寄った。

12時を過ぎてから立ち寄ることがないので、駐車場の混雑には驚いた。

店に入ると、30~40人位並んでいる。

お盆を手に進んでいくのだが、厨房には5人が目まぐるしい勢いで働いている。

しかも、5人のうち4人が女性である。 どの店もそうだが、おばさん力をフル回転させているのには感心する。

長い列があってもそれほど心配がいらない。5~6分もすれば自分のところに順番が来るから。

小生は冬でも冷たいうどんに天ぷらだ。 本日は冷たいうどんにかき揚げとさつま揚げを頂いた。

鹿児島で育ったせいだろうか、さつま揚げがあると必ず手にしてしまうほど好きな食べ物だ。

うどんをかき込んで、約束の青梅の会社にお邪魔した。

「備蓄トイレ」に熱弁?をふるって、帰途についた。

 

非常用トイレの事

本格的な梅雨の季節が到来か、と思うほどの雨降りだ。

昨夜はあまり良く寝られなかった。

それでも早く起きて池袋に出かけた。 あいにく本降りの雨の中を待ち合わせ場所に急いだ。

電車が少し遅れたが、早めに出ていたお陰でちょうど良い時間に到着した。

同行のT氏と落ち合って、目的の学園にお邪魔した。

高名な日本料理の大家がお相手だ。 T氏が懇意にしているだけあって話はトントンと進む。

ただ、池袋の駅に近い場所とあって、非常用のトイレを保管する場所探しに腐心していた。

小社のトイレを非常に気に入っている様子で、有り難い限りだ。

当座の備蓄用に6千枚を、保管庫を含めて提案するよう依頼された。

この枚数だとどのくらいの重さになるのか、帰社後測定してみると、約300kgにもなる。

容積も相当なスペースが必要だが、他社製品に比べるとそれでもものすごく小さい場所に収まる。

 この他にも別の依頼を受けたので、早速検討に入らなければならない。

それでも本当にありがたい話を頂いた。

悪いことの後には必ず良いことが待っているものだ。

病院へ行ったが

2年ぐらい前から「前立腺」の具合があまりよくないのではないかと言われてきた。

というのも、血液検査で分かる唯一の癌が、前立腺の値であるらしい。

この一年、時には横ばいの数値であったりしたが、数値は上昇傾向にあった。

かかりつけの病院で紹介状を書いてもらい、大学病院にて「生検」を行うことになったのだ。

ついにその日が来た。 

昨夜はさすがに寝つきが悪かった。

「生検」は、肛門から超音波のファイバースコープを入れて、画像を見ながら前立腺の組織を採取するのだ。

大体の想像はしていたが、尻丸出しの横向きでベッドにいるから見えないのだ。

採取の際に圧縮空気で矢が放たれるような音がする度に、汗が出てくるのが分かる。

特に痛みがあるわけではないのだが、この音がイヤーなものを与えるのだ。

数えてみたら、8回もこの音を聞いた。

そんな訳で、終わってから暫く横になり、事務所で静かに一日を過ごした。

検査とは言え、嫌なものである。 結果が出るまで2週間かかるそうだ。

色々な人が

最近、仕事の電話が良く掛かってくる。

備蓄用のトイレについての問い合わせである。

掛かってくるのは自動販売機の業者であるが、小社が開発した備蓄用トイレがどういうものか知りたいのだ。

電話で説明するのは大変だし、理解できないことが多いので来所してもらうことにしている。

今日も某所の入札用に小社製が指定されているらしく?、訪問があったので説明をさせていただいた。

Face  To  Face   だと理解も早いし、相手が考えていることも多少分かることがある。

小生は商売上手ではない(大抵の人がそう言う)が、正しく伝えることは心掛けているつもりだ。

商品は品質が良いものであること。 商品は値段が適切であること(価格はお客が決めるもの)。 商品は欲しい時に手に入るもの。

つまり、Q(品質)、C(コスト価格)、D(デリバリー納期) の三つが揃わないと、買っていただけない。

もう一つ言うなら、サービスが良いことかな。

いずれにしても、小社の備蓄トイレがリーズナブルで扱いやすい商品であることは間違いないようだ。

本当にありがたい話であるが、奢っていたらあっという間に淘汰されてしまうだろう。

山あり、谷ありの人生模様と一緒だとつくづく思う本日である。

一期一会

「ああ、またか」と思う人もいるだろう。

15年ぶりに交際が復活したK氏が来所し、色々な話題で時間が足りなかったくらい。

今、人と会っている時、もう二度と会えぬ出会いとして、それを受け取る。

再び会える人と思えば、心のどこかに緩みができる。

そうではなくて、二度と会えぬ出会いとして、今この瞬間の出会いを大事にしながら生きることだ。

 世界各国の別れの言葉は、たいてい再会を期した言葉である。

「See You Again」や「再見」など、よく耳にする。

我々はまたの出会いを期待して人と別れる。

もう二度と会えない別れなど、考えたくもないものだ。

大袈裟に聞こえるだろうが、何が起こるか分からない。

再会を期して別れても、再び会える保証はない。

平凡な日常の中で、ついつい流されがちに仕事を続けてしまうが、「今日の会に再び帰らざる」を肝に銘じてあたっていこう。

          帰らぬ日々の積み重ね、今日一日が基本