水で洗浄する機構
pm2.5対応の空気清浄機AT-2000は、水で洗浄する機構である事については以前に語った。
更なる進化に向けて、あれこれ思案を繰り返しているが、この分野の開発は初めてのこと。
物理化学と機械工学を併せた分野で、小生が従来得意とした材料科学や化学と若干雰囲気が異なる。
ただ理屈は、水と汚染空気を如何に接触させるか、がポイントである。
互いの接触機会を多く、しかも時間を長く取れれば良いということだが、これがなかなか難しい。
小生が考案したものを、イラストにしてガス洗浄専門の会社に送って見てもらっているのだが、厳しい結論である。
まずは、「圧損」という言葉。
聞きなれないと思うが、要は入ってきた空気が何かを通過する際、通りにくいと圧力が必要(圧損が大きい)だし、通りやすいとその逆だ。
この問題と、水と空気の接触を大きくするための工夫で難航しているのだ。
根を詰めて考えてばかりいても、良いアイデアが出るわけでもないので、そんな時は別な仕事をしてしまう。
そんなことで、今日は立川市の某大地主宅を訪問した。
名誉職を幾つもされている方なので、色々な情報を賜りたいと訪れた次第。
多少の期待をして行ったのだが、期待外れのような気がしないでもない。
こちらが思うように、そんなに上手くいくはずがないのは分かっていても・・・。