富士山にPm2.5が
本日、中国の蘇州に住んでいる截さんとお会いした。
カナダとイタリアを回って、日本に立ち寄ったのだという。
国際的に動いている人なので、見識が広いことに感心することが多い。
空気清浄機AT-2000に関心が高く、中国に持っていきたいとのことであった。
そんな折、テレビを見ていたら「富士山からPm2.5が検出」のニュースが流れていた。
ご覧の方も多いと思うが、内容はざっと次のようなものであった。
早稲田大学の大河内博教授のグループが、富士山でPm2.5を検出したのだ。
これが中国から飛来したものであろうことを、裏付けるものとして次のことを挙げていた。
通常、3000メートルの高度になると、日本国内の影響を受けない層となるのだそうだ。
この3000mを超える富士山でPm2.5が検出されたということは、日本以外のものが飛来したという証明になるのだ。
この時に、Pmを捕集するフィルターを映し出していたが、白色のものがグレーに染まっていてその汚染度に驚かされた。
更に追い討ちをかけるように、このPm2.5にはPAHという発がん性のものが含まれているのだ。
PAHとは、最近報道がされるようになったが、石炭などの化石燃料を燃焼した時にできる発がん性物質のことである。
今日の北京は晴れていて、Pm2.5の値は240μg/㎥であったそうだ。
これが今日も飛ぶのかと思うと憂鬱だ。
やはり発生源の対策が早急に必要だし、国際的協力を中国は求めるべきだと思う。