水銀が飛んできた
今朝の朝日新聞を読んで驚いた人も多いことだろう。
「富士山頂の大気 高濃度水銀検出」のタイトルで、市街地の10倍・中国から飛来か。
先にPm2.5に関する富士山での記事を載せたことがあるが、今度は水銀だよ。
水俣病の原因である「水銀」が日本に降っている事実は重大なことである。
3年ほど前、かの国の活性汚泥を砂漠の植林に使えないか、という相談を受けて検討したことがある。
その時は検討の結果、「うやむやで中止」になったのである。
小生が恐れたのが今日の問題であったので、その点を議題にしたら話が止まってしまった。
活性汚泥を堆肥化するのは日本の技術を持ってすれば、大して難しいことではない。
しかし、この汚泥に重金属などの有害物質が含まれていたら、将来何が起こるかわからないからだ。
冗談半分で日本人とこの話をすると、「工場の廃棄物を工場では処理しないと捨てられないので、家に持ち帰ってトイレに流すのさ」だって。
トイレのビジネスで何度も行ったが、「かの国では”捨てるものには金は使わない”」というのを、よく聞いたことを思い出した。