特許貧乏
生涯で何件出願するのだろうか、自分でも予測がつかない。
色々なアイデアを具現化した時に、特許や実用新案、商標登録といった権利化した方が良い、と考えることが多い。
今も抱えているのが3件あるが、書く事には相当な労力が要る仕事である。
既に世の中にあって、新規性が果たしてあるのか、という調査から始まる。
今は、過去の特許情報がパソコンで簡単に調査できる。
かっての、特許庁に出かけて一日掛りで調べるといったことが、遠い昔のことになってしまった。
そう言う意味でコンピューターの発達には、目を見張るし大きな恩恵を受けている。
次に、出願の組立(骨組み)を考えるが、特許の心臓部である「特許請求の範囲」をどうするかである。
特許はこの請求範囲で効力が決まってくるのだ。 つまり、如何に広い範囲の権利が押さえられるかが肝要だ。
こういうように、偉そうなことを言ってみても、出願した中で権利行使をしているものは5%位かな。
効率は悪いが、「もしも当たったら」と、思うと出願してしまうのだ。
ある意味では、これも中毒みたいな症状が出てしまう。
だから、他人は小生のことを特許貧乏と言っているようだ。