一杯の水
つい先日、水不足について書いたが、どうなったのだろうか。
35°cの猛暑日が続いたが、昨日・一昨日は過ごしやすい気温が続いた。
かと思いきや、今日は蒸し暑くてやりきれない。
いくら嘆いたところで、人間の勝手は自然の摂理には到底及ばない。
不足の時には満たされ、溢れるとそれを減らす作用の働くバランス機能が、人間生活の営みを助けているのが自然だ。
人間の体も全く同じだ。
食物にしても、水にしても不足の状態だと、イライラして正常な思考は働かない。
時には栄養が行き渡らずに、健康を害することもある。
しかし飽食が過ぎると、人間の各器官は障害をきたし、体を壊してしまう。
これを調節するのは、人間の意志の力だ。
心の中のコップの水がいつも一杯では人の心の痛みを思いやることはできない。
頭の中のコップの水が、いつも一杯では新しい知識を吸収することはできない。