バンザイの意味
参院選挙が終わって、開票が進み当選や当確が出ると、「万歳」が沸き起こる。
山本太郎氏だけは万歳をしなかった。
彼なりの主張、今後に期するものがあってのことだろう。
一般的に「当選」=「万歳」+「だるまの目入れ」が、行われるのを良く目にする。
それほど「バンザイ」は政治的セレモニーと切っても切れない関係にある。
バンザイの起源は相当に古いものと思われるが、どうも100年ぐらい前からのものらしい。
石井研堂の「明治事物起源」によれば、「近年万歳を高唱することは、明治22年に始まる」とある。
同日に帝国憲法発布の祭典が催され、観兵式が執り行われた時、式に臨んだ大学生がどこからともなく「バンザイ」の声を挙げたことを起源とする、と記されている。
バンザイの歴史は政治的セレモニーで使われることが多いが、一般的には「会社がバンザイだよ」とか「お手上げから転じてバンザイ」等のマイナスの意味で使われることが多い。
政治家たちよ、まっとうな政治はお手上げで、バンザイと言っているのではないだろうね。
きちんとやってもらわなければ困るのだ。