戦い終えて
参議院選挙が終わって、野党はぐちゃぐちゃ。
民主党は予想されたこと言え、野党第一党の自覚すらない。(自覚があればこの凋落もなかったろうが)
民主党に問題があるのは当然だが、その支持母体の労働組合のあり方に問題があるように思う。
労働者を組織した労組・団体は、20~30年前とは異なるのだから。
かっては、労働者の立場が弱すぎるので、団体・団結が必要だった。
現在でも団結は必要と思うが、組織しているのは大きなところばかりで、ある意味で利益誘導団体だ。
自治労という役所の団体が最大の組織なのだから。
民間にしても中小や派遣等は全く別の労働者なのだ。
おまけに、労働者の組織率は低下傾向にある。労働者の意識にも大きな変化があるのに、労働貴族は甘い汁を啜っているのだ?
社民党は消えてなくなりそうな凋落ぶりだ。
みんなの党は親方と番頭が喧嘩状態で、修復困難だろう。
その他の小党は風が吹かなくても飛んでいく、存在感ゼロ。
かと言って、共産党か、というとなかなかそこまでは・・・という人が多いのだろう。
そこには、この党が過去から排他的であることを知っているからだ。
それにしても野党が溶解するこの状態を遠くから危惧する。