ヨウ化銀の事

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今、ここ八王子でバケツをひっくり返したような激しい雨が降っている。

久しぶりにまとまった雨になりそうだが、今度はドカ降りで「土砂災害や洪水に注意」とならないことを祈る。

雨にまつわる記事で、東京都が奥多摩湖の近くに有する「人工降雨機」を稼働させた。

この降雨機は雲の中に「ヨウ化銀」を飛ばして、それを雨の核として降らせようとするものだそうだ。

「ヨウ化銀」という言葉を久しぶりに聞いたので、このことを書いてみたい。

最初に接したのは、その昔勤務していたコニカミノルタ株式会社(旧小西六写真工業KK)の時代である。

写真の感光材料としてハロゲン化銀(塩化銀、臭化銀、ヨウ化銀)を使用していた。

光に感じる銀の化合物で、これをゼラチンに混ぜ込んで塗布するのである。

2番目は、中国から「冷水と温水を供給するサーバー」を、輸入した15年ぐらい前の事。

この時は、日本の通関でサーバーの水フィルターに、ヨウ化銀が使用されていた為に上陸を止められたのだ。

何の為に使用するかというと、ヨウ化銀の殺菌効果を利用して、菌の繁殖を防ぐ為のものである。

ヨウ化銀の毒性を云々されて、高額の分析料金を払ってヨウ化銀量を割り出して、基準値以下を証明したことがある。

細部は覚えていないが、ヨウ化銀には毒性基準があるはずで、今回のテストでどの程度の量を使用したのかちょっと心配だ。

こんなことがあると、零細企業の我々が新しいことを行おうとすると物凄いうるさい事を言うが、大企業には甘いように思う。

カネボウの化粧品で、まだらの皮膚になったりというのは、そんな気がしてならない。

企業の責任もだが、認可した役所の責任も問われないとおかしいと思う。

 

 

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