北京秋天(終点)
10月1日は東京では都民の日で、学校が休みだ。
お隣の国では国慶節で、日本で言うと建国記念日である。
今でも昔とそれほど変わっていないと思うので、民族大移動が起きていることだろう。
国民の移動時期に出くわしたことがあるが、駅やバスのターミナルの混雑と言ったら、日本では想像できないほどだ。
20年ほど前のことであるが、上海駅のホームで写真を撮影していて迷子になった経験を持つ。
この時に駅の外には帰省客が30万人いるよ、と言われて驚いた。
何と言ってもスケールが違うのだ。 我が国の10倍で物事が動くのだから。
北京の空の事がニュースになりだした。
pm2.5の濃度が日本基準の5倍とかで、毛沢東の写真が霞んでいて見えない天安門の写真を掲載していた。
自動車の燃料を精製したものを使おうと規制に乗り出したそうだが、とてもそんなものでは改善はないだろう。
根本的な原因は規制する役人の利権に関わっているのだから、物事は容易ではない。
どこの国でも、役人がのさばったら、国は滅びるということは歴史が物語る。