我が想い17文字に
北朝鮮のNo.2張成沢が党籍を剥奪、一切の肩書きを外され委員会からつまみ出される様子が流れた。
つい先日、アントニオ猪木氏が渡北し、会談している相手がこの張氏だった。
どうなっているのかは、限られた情報の中での推測であるから、不明な点が多い。
ただ、独裁を維持するためには、紀元前に行われたような粛清がこの世で起きているということ。
話は変わるが、先月60歳の定年を迎えた知人が訪ねてきた。
もともと感情を表に出す人ではないので、淡々と今の心境を話していた。
俳句が趣味らしく、自分のものではないがこんな心境だよと、紹介していたので記そう。
「定年や、掻き出す燠(おき)の、身を愛す」という句である。
火鉢の中の底の灰の中から掻き出す燠、自らは燃え上がることはなくて、冷えるのを待つだけそんな燠のような存在になった自分が愛おしい。
そんな意味なのだろうか、この人の心を垣間見る思いがした。
写真は先日、都内で撮影した「クリスマスツリー」。