年が明けた
毎年、新年には同じようなことを考えている。
いつの時代でも「激変」という言葉を良く耳にするが、毎年毎年「激変」していたら、3年も経てば物凄い変化をしていなければならない。
激変しているものもあろうが、変わらないものや、少しずつしか変化しないのも世の中なのだろう。
いずれにせよ、今年が希望に満ちた良い年でありたいと、願うのは誰でも同じだろう。
一休和尚の作と言われる歌(狂歌)
正月は冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし
人間、オギャーとこの世に生を受けたからには、いずれオサラバしなければならない。
短い一生である。 つまり「阿吽」である。
人間の一生をよく阿吽で表現するが、「あ」と生まれ「うん」と死んでいく、ということなのである。
お寺には「阿吽の像」があるが、あ像は口を開け”あ”と発声して生まれ、うん像は”うん”と口を閉じて死んでいくことを表しているのだとか。
長いようで短い一生を、新たな気持ちで生きていきたいものである。
本年も相変わらずよろしくお願い申し上げます。