ゴーストライター
新垣 隆氏がテレビで謝罪会見を開いている画像が、度々流れている。
佐村河内守という変わった名前であり、NHKで彼の特集番組をやった時に観た事がある。
それにしても、ゴーストライターがいたとは、見事に欺く演技には驚きの限りである。
実際の作曲者新垣氏の会見を観ていて、この人の言う事が本当なのだろうな、と感じた。
小生は24年前に脱サラして、「ザ・メッセ」という会社を設立し、メッセージのサービス業を始めた。
メッセージというと格好はいいが、「社長の朝礼の話材を提供する」ビジネスであった。
当時はパソコンが今ほど発達、普及もしていなかったので、FAXで送信していた。
そして、送り先は受信者の自宅にである。(会社だと権威を保てない場合があるからだ)
そんな仕事なので、話題を提供する為に「ライター(書き手)」を数人雇っていた。
その中に物凄く文章がうまいな、と感心するライターがいた。
ある時、彼が送ってくるメッセージが「メッセージ本」に掲載されている旨の苦情を受けた。
「盗作」には赤面の至りであったし、その事も一因でこの仕事を終了した苦い思い出が蘇った。