楽しい食事
ゴールデンウィークの谷間というか、間でちょっと電話の量が少ない。
若い頃はちょっと長い休みがあると、故郷に帰ったりしたものだ。
小生の生まれは中国の錦州で、18歳まで住んだのは鹿児島である。
途中、中学時代を福岡県久留米市で過ごしたが、再度鹿児島に戻った。
「故郷はどこですか?」と聞かれたら、迷わず「鹿児島」と応える。ちなみに小生の好きなカラオケは「ふるさとはどこですか」である。
鹿児島県の男性は、一般的に寿命が短い。
それは、食を楽しむ習慣が乏しいからだと言われている。
薩摩隼人の伝統である「武士は食わねど高楊枝」の精神がいまだに生きていて、食の事を話題にしたり、食に時間を割くことをはしたないと考える。
食は人間が生きるために必要最小限があれば良いのであって、それを楽しむために生きているわけではないと言うのだろう。
ただ、人類は食べることに楽しさを見つけ、今日までそれを追い続けてきた。
時間をかけて質の良いものを、彩りを添えて美しく作り上げる。
それを時間をかけて、ゆっくりと食を楽しむ。
作る楽しさと食べる楽しさ、喜びの発見である。
楽しい食事は食欲を増し消化を助ける。
楽しい食事こそが、健康の源である。