日本企業の「善意」
3時から始まって、5時までテーマに沿って意見交換を行った。
業種は様々で20名程の集まりであるが、それぞれの立場での意見の交換にならざるを得ない。
それでも懇親会になると途端に賑やかになり、お互いの力を併せてやっていくムードが出来上がる。
会っていて、心地よい雰囲気であるので楽しみである。
今朝の朝日新聞に掲載されていた記事が、本日の会合にダブるところがあるので、要点を書きたい。
タイトルは日本企業の「善意」震災復旧を早めた・・・である。
2011年の東日本大震災で、サプライチェーン(部品供給網)を寸断された複数の日本企業が、限られた資源を時には競合企業との間で調整し共有したことが、迅速な生産復旧につながった。
このことが、企業の災害対応にとっての良い教訓になっている。
英国・エジンバラ大などの研究者がまとめた論文である。
大きな被害を受けた企業の多くが、単なる契約上の義務の範囲やグループ企業の系列を超えて協力し合ったことに着目。
企業間コミュニティーを通じて、相互信頼の精神に基づき支援を提供する 「社会資本」が働いたと指摘している。
その他にも幾つかのことを記しているが、「災害が発生した際に、潜在的な資源を解き放つ大きな力が【善意】にあることを、日本のっ復旧が示している」と言っているのだ。