不思議なこと
これは、北原白秋の詩である。
薔薇の木に薔薇の花が咲くのは当たり前である。
薔薇の木に桜が咲けば、それこそ奇跡である。
だから、詩人の白秋は、それを「ナニゴトノ不思議ナケレド」表現しているのだが、お気づきかと思うがこれは反対語表現であって、詩人はこれこそが、・・・不思議・・・に他ならないと言っているのだ。
本日、世田谷の某優良会社にお邪魔して、「不思議」ということを考えさせられた。
実力が無い者がろくに勉強もしないで、試験で100点を取る。
これが不思議だと考えている。
これも不思議に違いないが、実力もありしっかり勉強した人が100点を取る、これも素晴らしい不思議だろう。
その意味では、実力も無く怠けていた者が0点を取り、中程度の実力の者がしっかりと勉強して70点を取る、これも不思議だ。
会社にしても、結果は同様だろうと思うと、気が楽になるのだ。