除染剤(VALD)
文京区で放射線量が高い場所が何カ所もあるという。
アスファルトの道路を除染するということなので、サンプルを提供した。
テストはこれからだが、弊社の除染剤は商品名をVALDと言い、粘土系の吸着物質を主剤としたものである。
反応領域を広くするために緩衝剤を配合し、対象物への滞留時間を確保するための増粘剤が配置されている。(ちょっと難しい)
勿論、VALDは弊社の特許製品である。 テストの結果が出たら、ブログで報告したいと考えている。
先に言い訳するみたいで書きたくないのだが、瓦、アスファルトは除染が難しいとされている事を前に述べた。
今回のアスファルトは、細かい穴にCsが入り込んでいるために、この状態からCsを剥がし出すことが出来るかにかかっている。
その策として粉末クレンザーを多めに配合したので、剥がし出すことができれば粘土系の吸着剤とCsが結合するという訳だ。
吸着剤と結合したCsは他の物質と再結合しにくいので、広範囲に移動・拡散しにくいのだ。
この難しいとされるアスファルトを攻略できれば、相当の期待ができると思うのだが・・・。
実は昨年の今頃、福島の除染対策のテスト事業に応募した手法なのだが見事に落とされた。
これがもしも上手くいったらどうだろうね。 未だに福島では除染方法が確立しないというに。