空気清浄機と除染
土曜日で彼岸の中日である。 八王子は山側に墓地が多くあるため、この時期は交通渋滞が必ず起こる。
ある程度予測してH氏宅に出かけたのだが、道路は通常と変わらず、予定より早く到着。
放射性物質を吸着するフィルターを搭載した空気清浄機「REINO-AT2000 」の設置にお伺いした次第。
スムーズに居間に設置して試運転する。 www.reino.co.jp
水のシャワーで洗った空気を外に送り出す構造であるので、静かな一戸建ての中に爽やかな水の音が心地よい。
この付近でも奥多摩周辺に大量に降り積もった放射性物質が、拡散している可能性があって、ホットスポットが点在する。
但し、最近では放射性物質の問題は、存在しないかのようなマスコミの報道姿勢であるため実態がよく判らなくなっている。
本日の朝日新聞朝刊に連載中の、プロメテウスの罠に、東大の児玉龍彦氏が登場している。
ぜひご覧いただきたいと思います。 氏は南相馬市に事故以来入って支援活動を続けている。
何より低線量被爆の危険性について、環境省と対立している点を注目してもらいたい。
低線量被爆に関してはデータ、つまり経験がないから危険と想定するのか、安全と言えるのかがポイント。
単純に言うと、この違いを国民の前に示し、晒すことができないのが日本の役所なんだ。
おまけにもう一つ。
自分たちが責任を負わないために、放射性物質の処理を引き伸ばし、民間がやろうとすると規制をかけて邪魔をする。
原発を爆発させておいて、責任は誰も取らない。 原発を建設したところが、除染で一儲け。
大量の税金で除染した箇所の放射線量は下がっていない。 住民のための除染ではないのじゃないかと思うよ。
どう転がっても原発はうまく儲ける構造なのだ。