レアアース問題
中国がレアアースの輸出を絞る、という事で、一時はどうなることかと思った。
日中問題に対する経済カードを切って、日本への制裁を実施したのだぞ。
ところがどうだ。 今月、中国はレアアースの生産を停止したのだ。
レアアースというのはカタカナで舌が絡まりそうな名前の希少金属のことを言う。
高性能の磁石などに使用するジスプロシウムなど、輸入できなければハイブリッド車などが生産できないとされていた。
ところが、日本企業は底力を発揮して代替品を開発して、レアアースの需要が急減したのだ。
中国は輸出制限どころではなく、中国の生産能力を下げた。 これでも対応できずに、生産停止に至ったのだ。
日本に対する経済カードを切ったつもりが、自国の企業閉鎖を招いているのだ。
日本の技術開発力を甘く見たら、痛い目にあうぜよ。
経済は生き物であるので、市場にまかせないと機能しないという良い例だ。