日本の電機産業
シャープが4.500億円の大赤字だ、とは以前から言われていたのでそれほど驚かない。
パナソニックが7.600億円、ソニーがそれに続くとなれば事は重大である。
液晶が、太陽光発電が、デジタル家電が不振と言われる。
片や、韓国のサムスンは物凄い勢いだ。 台湾のホンハイはシャープに資本参加で提携交渉途中だ。
一昔前までは考えられない事態である。 どうしてこんなになったのだろうか。
何かと言うと、日本の企業は外国に活路を求めて、外国仕様の開発を進めていると思う。
ところがである。小社に近いところに、GEメディカルという会社が日野市にある。
この会社は福島の爆発をした原子炉を作ったゼネラルエレクトリックという会社だ。
確か、原子力部門は東芝に売却し、経営資源の配分を医療分野に傾斜して、その研究部門を日野に置いたのだ。
何故か。 それは、高齢化のスピードが一番早いのが日本だから。
しかも、日本で成功すれば、必ずその他の国に波及するからであろうことは、容易く推測される。
医療分野の、高齢化社会のシーズは日本にあるのだ。
日本の家電が医療分野で活躍したら・・・さぞ、安心感を与え、スマートなものを作ることだろう。
このような視点で見ると、身近に商品の種は存在するのである。
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