Cs高濃度廃棄物
岩手県が公募しているCsの汚染物の除去方法について応募した。
土曜日に徹夜して書類を作り上げたが、低濃度と表現しているだけで実際の濃度はわからない。
いつも役所のやることは曖昧な表現で、責任逃れのやり方であるな、と感じながらの応募。
牧草、稲わら、ほだ木等の除染とある。 ほだ木とは椎茸の原木で、岩手県内に処理対象が350万本あるんだってよ。
最近の記事で目立つのが、今まで控えていたであろうと思われる事実が次々と出ていることだ。
政権の交代が予想されることもあるのだろうか。
政権が変わろうが、変わるまいが事実は事実で、動かせないものなのに情けないマスコミだ。
以前にも書いたかもしれないが、焼却灰中の高濃度セシウム廃棄物の捨てる場所がないとので、対策を相談されたことがある。
8000ベクレル以下なら埋め立て処分可能であるので、高濃度のものを希釈して捨てようというものだ。
同席していた池田(弊社に在籍していた博士・5月に逝去)が、顔を紅潮させて怒ったことが昨日のことのようによみがえる。
「鉛や水銀を薄めて基準値以下にすれば、川に流してもいいのか。この世で一番危険な放射性物質を、希釈して捨てるという発想がどこから生まれるのだ」
このような観点から、放射性物質対策を見ていると、「またか」ということが良くあるよ。
明日は除染で出た水の処理のことである会社を訪問するのだが、「またか」という結果にならないように祈るしかないかな。