雪は降る
街はクリスマスの飾りつけでまばゆいばかりだ。
雨は夜更けに雪に変わり・・・という山下達郎の「クリスマスイブ」が流れている。
その昔は、曲はジングルベル、パーティー券を買わされ、イブにはケーキを持ったお父さん達がいたものだ。
何より鳥のももを焼いたものに、銀紙でできた持ち手が付いているのが、テーブルに載っていることに憧れたものだ。
こんなことを知っている人は、年代が分かってしまう。日本が高度成長に差し掛かった頃のことだから。
そのころは、冬になると「雪が降る」が流行った。 サンバトーレ・アダモが歌った名曲だ。
雪の降る夜、恋人の訪れを空しく待つ気持ちを歌ったシャンソンだ。
アダモの作詞、作曲、歌で世界的にヒットしたが、特に日本語で歌ったものは大ヒットした。
ある時、日本の旅客機に乗っていたら、機内放送で「雪が降る」が聞こえてきた。
嬉しくなったアダモは、茶目っ気を起こして傍を通りかかったC.Aに「これは何という曲ですか?」
すると、C.Aは、「日本の民謡です」
本日は、歯が痛くて動くとズキズキする。