人が老いるということ
小生の母のことを書いたことがある。
現在93歳で入院中であるが、病院から退院を勧告されている状態。
老人保健施設に入れるしかないので、小生の面接を行うとのことで向かった。
一通りの面接?というか説明を受けたが、要は支払い能力があるのかの確認のようなものだ。
人生は死ぬまで金である、ことを実感させられた。
話は変わるが、自分が年老いていく今、若い世代と融和しながら生きていくことを、今まで想像したことはなかった。
人間は新しい局面を解決しながら成長していくものだ。
自分が歩んできた人生で、何度も困難に遭遇したが、その時如何にしてその困難を乗り越えてきたかを伝えるべきだろうか。
新しい環境で、新しい局面の困難に直面した時の判断基準は何だったか。
こんな時、あの人はどう考えるだろう。
こんな時、あの人はどんな解釈をしただろう。
こんな時、あの人はどんな行動をしただろう。
私の行動指針は、人生の先輩から学び取ったものである。
人が老いるということは、若い人たちの手本になる行動指針を作り出していることだろう。