除染方法の提案
昔のサラリーマン時代の同僚で、現在色々な会社の顧問をやっているH氏の紹介を得た。
準大手ゼネコンの社長をご紹介していただいて面会の機会を得た。
小生が考案した「放射性物質の埋設方法」に関する特許を、譲渡する話をしたいと出かけたのだ。
本日の話が不調に終わったら、放射性物質に関することからは手を引こうと考えている。
社長にお会いした後、環境を担当する部長に説明・質疑等に入った。
流石にいろいろの経験と実績が言葉の端々に伺える。
言いにくそうに、「現在までの国の施策に対する事」「業界の対応の事」「除染技術の事」等、話は尽きなかった。
小社の提案は、「現在あちこちで行われている放射性物質を地下に埋める所謂”天地返し”を、もっと安全にしかも簡便に埋設処理する」ものだ。
汚染物質を地下に埋設すると、時間経過で動かないとは言い切れない。 つまり、拡散してしまう可能性が大である。
そこで、地下に埋設する際に、「不溶化」という処理で移動を封じ、更に安全な防波堤の作用をする粘土質の物を地下に敷設するというものだ。
いきなりこの説明を聞いても解りにくいだろうが、要は「汚染物質に不溶化剤を混ぜて、ピットの底に防波堤用粘土を敷設し、この上に先の汚染物を置いて非汚染土で被覆する」というものだ。
この手法は、小社が開発・販売の空気清浄機AT-2000の「放射性物質吸着用フィルター」の構成と全く同じものである。
この手法が最も良いものであるか否かは分からないが、国民の安全を考えた施策が実行されることを切に望むところである。