追悼
弊社の池田穂高が亡くなって新盆を迎える。
明日はくしくも彼が「命をかけた」放射性物質の除染に関しての説明会に出かける。
資料の準備をしていると、つい彼のことを思い出してしまう。 彼の口癖は「子供たちを救わなきゃ」だった。
福島に除染剤の開発・テストに何度も出かけた。 ドイツ語で「VALD〓森」の商品名で除染剤を出し、福島市内や飯坂温泉に出かけた。
放射性物質の標準物質を作るために(日本では標準物質が入手できない)、福島の広野町に行って沢山の落ち葉を集めて持ち帰ったこと。
その落ち葉を某所で炭にしたこと。 この炭を空気清浄機に通して吸着テストをしたこと・・・いろいろな事があった。
除染に対するキーワードは{不溶化}である。 彼が生涯をかけて取り組んだ「人間と重金属の共存」を、少しでも引き継いでいきたいと思う。