中国での昔話

小生の知人がやっている会社で、水耕栽培の装置を販売している。

彼が同業の人を連れて来社した。

用件は水耕栽培用の装置を開発しているが、部品の調達が日本では難しいので、中国から仕入れたいとのこと。

自慢ではないが、小生は中国に何度も行ってはいるが、仕事で成功したことがない。

それでも聞かれたことには分かる範囲で応えてあげたい。

中国の会社と取り引きをする時の注意すべき点や、国の仕組み、個々の考え方等を知っているものを話した。

色々な体験をしてきたので、話せば1~2時間では終わらないほど。

 かつて、上海の近くで循環式のトイレを製造していたことがあるが、あるとき行ってみると、もぬけの殻ではないか。

コメの倉庫を借りて工場にしていたが、300坪程の広さにトイレ12~13基、事務所用具一式、自動車等全てが無くなっていた。

こんな事がこの世にあるのかと、愕然としたのを思い出した。

小生が話したことは、「日本と全く違う」「信用してはいけない」「性悪説」で当たること。

中国でのビジネスに接したことのある人には、お分かり頂けるのではないだろうか。

 

勝利の法則

雑感

人間何をやってもうまくいかない時がある。

俗に言うスランプってやつだが、慢性化するといつまでたっても抜け出せなくなる。

そんな時、流れを変えてツキを呼び込み、勢いに乗る術を身につけいる人がいるように思う。

勝負の世界には「負け癖」という言葉があるが、ならば反対に「勝ち癖」をつければ鬼に金棒だ。

プロ野球のクライマックスシリーズの決勝、巨人ー楽天が26日から始まる。

今年の「勝つ」という言葉に代表される人は田中将大だ。__

何事もトントン拍子に上手くいく人、成功する人は実力もあるが、「勝ち癖」を身に付けているように思う。

「勝つ」事が日常化して、当然のこととなっている人に「負け」はない。

逆に、何をやってもミス、失敗続きという人は「負け癖」が付いている証拠だ。

 今年の日本ハムが良い例だろう。 開幕時には、昨年の優勝もあってAクラス間違いなしと言われたが、終わってみたら最  下位だ。

 昨年の見る影もない。

26日からのシリーズに話を戻すと、勝ち癖を持った楽天が田中で初戦と取ったら、このシリーズは非常に面白くなるとゾクゾクする。

電車での出来事

今朝はJR八王子駅から中央線に乗って飯田橋に向かった。

通勤時間が終わった9時半であるから、座って行けるかと思っていたが意外と混雑していた。

どこかで座れるかと思って、つり革につかまっていたら、斜め前の若い女性がハンドバッグを開けて化粧を始めた。

凝視する訳にいかないが、自然と目に入るので一連の動作を記そう。

まず、パフで粉をはたいて、その上から頬紅を丁寧に塗っていた。

これで終わりかと思ったら、ここからが入念な仕上げ工程。

鏡を見ながら、アイシャドウ、睫毛に何やらたっぷり塗って、急ブレーキでもかけたら隣の人にインクが付いてしまうだろうに。

次いで、睫毛をカールさせる道具を操作している。

こんな一連の作業が八王子から始まって、三鷹の手前まで掛かった。__

人前で化粧をすることが恥ずかしいことと、思わないのだろうか。

化粧ぐらいしてから外に出ろよと言いたい。

化粧が終わったら、隣に寄りかかってのゆっくりお休みの時間だ。

手の施しようがない。

見ていて呆れるとともに、こんな女の子が増えたら困るな。

 

ハルビンに冬到来

日本では台風が来たり、雪が降ったりと例年とちょっと様相が違う。

かの国ではPm2.5の値が報道される度に、驚くような数値だ。

しかも、写真がついているから、その様子が非常に分かりやすい。

今日のインターネットを観ると、中国の哈爾浜(ハルビン)の様子が映し出されていた。

寒さが到来して、一斉に暖房を使用しだした為にPm2.5の値が1000μg/㎥だと言う。

日本で警報が出る値が70μgであるから、14倍も高い値である。

写真を見ると、1週間ほど前に見た北京の空と同様で霞んで前が見えない。

それにしても、暖房を石炭で行っているから急にPm2.5の値が増えた、というのは可笑しくないか。

ハルビンの人口が増えたわけでもあるまい、暖房温度を上げたわけでもあるまい。

やはり、工場や自動車の排出ガスの問題だろうに、そうは言えない事情があるのだろう。

10年ほど前の10月末頃に、香港からハルビンに飛んでいった事がある。

香港の気温が30度でハルビンの飛行場の温度計が-20℃であった。ハルピン

デパートに急いで、毛皮の帽子とブーツを買ったことを思い出す。

その時に撮ったハルビン駅付近の写真を掲載する。

雪は大したことはないのだが、底冷えして全てが凍てつく感じだった。

ホテルの玄関から見送りに出て、数分で体が凍るのではないかと思ったほどだ。

 

伊豆大島の大災害

テレビの映像を観ていて、どこかで観たものとよく似ている

そう、東日本大震災の後の映像とソックリだ。

大勢のお年寄りが避難所に今夜も泊まるのだ。

体調を崩さなければいいが、と願わざるをえない。

防災が一年中叫ばれて、防災の意識は上がっているのだろうが、心のどこかには「俺の所は平気」という気持ちがあるのではないだろうか。

災害が起きてみると、「あの時に、こうしておけば・・・」と言う声が必ず出るものだ。

今回の災害でも、異様な音に”尋常じゃない”と、避難して助かった人がいる。

今、避難指示や避難勧告が出なかったということで、町長が追い詰められた形になっている。

確かに役所の指示の問題もあるが、自主的な判断での行動が生死を分けることが多い様に思う。__

それにしても、犠牲になった方の冥福を祈るとともに、この教訓を生かしていかなければいけないと思う。

何度もここに書いたことだが、10年前の災害と今の災害は明らかに違うのだ。

熱帯型の豪雨が降り、季節はずれの大型台風が続々到来するのだ。

福島の東電と同様の場当たり対策では、解決には程遠い。