セクシャルハラスメント

東京都議会の塩村文夏議員に対するセクハラ行為を、どう解決するのか。

2020年のオリンピックに向けて、日本の発信元である東京都議会で起きた「セクハラ発言」には呆れてしまう。

国を挙げて女性の活用を進めようという矢先、自民党の何人かがひどいヤジを飛ばした、とされる。

今度の件は「ヤジ」ではなく蔑視、差別であり、都民が選んだ議員がこのような考え方でいるのかと思うと、残念でならない。

ヤジを観察したことはないが、それほど働かない議員が飛ばしているのではないのか。

働きがないので、所属する団体にヤジで貢献しようとしているのではないのか・・・。

このようなお粗末な議員には、即刻辞めてもらわないといけない。

このような議員に、いくらの議員報酬を払っているのだろうか。

うろ覚えであるが、一億円/年・人を超えているはずである。

まさか、会派離脱で幕を引くようなことでは済まされる問題ではないと思う。

都知事も厚生大臣を経験しているのだから、もう少しましなコメントや対応をすべきじゃないの。

 

 

共存なければ共滅

OLYMPUS DIGITAL CAMERAイラクが大変なことになっている。

報道で知る以外に情報はないが、かってのフセインが統治していた時代を懐かしむ人すらあるらしい。

元来宗派対立に人種混在の問題などがあると言う。

そこに、ISISとかいうアルカイダが破門したほどの過激集団が暴れまくっている。

石油基地まで占拠して、財政も豊かで、リーダーは高学歴の男らしくビンラディンに境遇が似ている。

どこに終着点があるのかわからないが、アメリカとてうかつに手を出せず、複雑に絡み合っている糸は解けそうにない。

宗教、民族、利害等が絡み合って、支えてきたものが崩れているのだから、正邪善悪を一刀両断に切り分けることはできない。

できることなら、争いがせめて進歩、建設のためであって、後退、破滅の為の戦争であってはならない。

インドの故ネール首相の言葉に「共存なければ共滅あるのみ」がある。

人間は優しくもあり恐ろしくもある。賢くもあり愚かでもある。

しかし、その美しさと醜さとすべてひっくるめて、人間ほど愛すべき存在もない。

その人間が、それぞれ豊かな個性を花開かせる時にこそ、平和で幸せな世である。

勝利の法則

kutunoirasutoワールドカップの日本代表は予選を勝ち上がることができるのか、いよいよ正念場である。

プロ野球では、昨年日本一になった楽天は田中将大投手が抜けたこともあるが、見る影もない有様だ。

人間社会においては、どうも「勝利の法則」があるように思える。

本屋に行って探していると、幾つかのことが書かれていたので紹介しよう。

ことスポーツに限らず、勝負事には流れ、ツキがつきものであるが、仕事でもツキを呼び込み、流れに乗り続けることが大切だ。

第一は、まずは1勝、分相応の目標を。

勝ち癖をつけるためには、必要以上に気張らないことだ。

そのためにはまず一つ勝ちを手に入れることだ。

第二は、潮時を読んで負けを抑える。

負けが込んでくると、周囲が見えなくなってくる。

となると、得てして自分に都合いい見取り図を立てて「一気に取り戻そう」と、大博打に出て火傷をする。

マイナスをどこで食い止めるか、負けこまないことだ。

第三は、成功している姿を思い描くことだ。

勝利を手に入れるには、勝ち続けている自分の姿をイメージすることが重要である。

その他心の持ち方等が書かれていたが、この3つだけでも参考になるような気がする。

 

 

一息入れる

__ワールドカップで日本がコートジボワールに負けたことで、次のギリシャ戦に負けるとほぼ予選敗退が決定的となる。

ブラジルの敗戦後のスタンドで、日本人サポーターがゴミ拾いをしている様子が話題になっているようだ。

日本人の持つ謙譲精神や礼儀等、我々には当たり前と思っていることが、世界では当たり前ではないことがあるのだ。

久しぶりの嬉しいニュースであったが、肝心のサッカーは苦しい状況にあるようだ。

ところで、梅雨の真っただ中にあって、体調が本調子でないということがある。

そんな時上手な「一息の入れ方」があれば・・・と思い調べてみた。

【血気めぐりて病なし】

心は人身の主君也    故に天君と言う   心は内にありて、五官をつかさどる

       心は身の主なれば、安楽ならしめて苦しむべからず

       心は身の主也   静かにして安らかしむべし   身は心のやっこ(奴)なり

      うごかして労せしむべし   心やすくしずかなれば、天君ゆたかに、苦しみなくして楽しむ

      身うごきて労すれば飲食滞らず、血気めぐりて病なし

あまり頑張り続けたら、疲れ切って病気になったり燃え尽きてしまう。

一息入れることが大切だ。

 

 

日本企業の「善意」

__神田の異業種交流会に出かけて、今帰ってきた。

3時から始まって、5時までテーマに沿って意見交換を行った。

業種は様々で20名程の集まりであるが、それぞれの立場での意見の交換にならざるを得ない。

それでも懇親会になると途端に賑やかになり、お互いの力を併せてやっていくムードが出来上がる。

会っていて、心地よい雰囲気であるので楽しみである。

今朝の朝日新聞に掲載されていた記事が、本日の会合にダブるところがあるので、要点を書きたい。

タイトルは日本企業の「善意」震災復旧を早めた・・・である。

2011年の東日本大震災で、サプライチェーン(部品供給網)を寸断された複数の日本企業が、限られた資源を時には競合企業との間で調整し共有したことが、迅速な生産復旧につながった。

このことが、企業の災害対応にとっての良い教訓になっている。

英国・エジンバラ大などの研究者がまとめた論文である。

大きな被害を受けた企業の多くが、単なる契約上の義務の範囲やグループ企業の系列を超えて協力し合ったことに着目。

企業間コミュニティーを通じて、相互信頼の精神に基づき支援を提供する 「社会資本」が働いたと指摘している。

その他にも幾つかのことを記しているが、「災害が発生した際に、潜在的な資源を解き放つ大きな力が【善意】にあることを、日本のっ復旧が示している」と言っているのだ。