父という余分なもの

雑感

親の立場では、子供が成人するとその存在比重が小さくなる。

それは成人まで育て上げたのだからという、責任感からの開放であるかもしれない。

特に小生は、家庭のことは妻任せであったから開放というにはおこがましいが。

 ところで、猿の社会では父親不在でも子は育つのに、なぜ人の家族には「父親の存在」が不可欠なのか。

このように語っている人がいるので、面白い?から紹介したい。

人間社会は他の動物社会と違って、全て何かゴールを仮定してそこを目指す、という虚構で成り立っている。

ゴールの先には必ず快楽が待っているわけですが、その虚構の極めつけが「父親の存在」である。

ただし、子を産むという積極的な動機のある母親と違い、もともと余分な存在であった父親という虚構は立場が弱い。

この弱い虚構を支える必死の努力が人類を文化的な存在に押し上げたのだ。

だから、父親こそ人類最大の発明である。

こう書くと、父親不要のように聞こえるかもしれないが、そうではない。

父親の存在を否定することは、人間の能力を否定することにつながるから、父親は偉大なのだ。

 

牡蠣の土手鍋

きょうの料理は、下記の土手鍋ですぞ。

海のミルクとか海の不老長寿薬とか言われる牡蠣である。

今夜みたいに冷える夜には鍋が似合う。 色んな鍋があるが「牡蠣の土手鍋」は今が旬だ。

昔から不老長寿薬として、素晴らしい成分をたくさん含んでいる貴重な海の幸なのだ。

牡蠣の旨みは、身の部分に糖質のグリコーゲンがどのくらい含まれるかで決まるが、牡蠣は寒さに備えグリコーゲンを蓄える。

このグリコーゲンはエネルギー源としては勿論、疲労回復に即効性があり、脳の若々しい活動に有益なのだ。

更に、若返りのビタミンEも多く女性の美容に良い。男性にとっては強精効果の高い亜鉛を多く含み、パワーアップ食だ。

牡蠣のタウリンというアミノ酸は悪玉コレステロールを下げたり、目の老化防止や、血管の強化作用があるのだ。

このタウリンはビタミンCと一緒に摂ると、利用効率が高まるので、野菜をたっぷり入れて摂るのが良い。

異常に乾燥する冬には風邪などが流行するが、粘膜を病原菌から守るビタミンAもたっぷり含んでいる。

味噌の香ばしい香りがする美味しい土手鍋で、栄養をつければこの冬を乗り切れる。

除染?

放射能

予てより書いてきた「除染」についてだが、恐れていたことが現実となった。

理由は書いてないので判らないのであるが、一行「不選定」である。

ここに賭けていた感があったので、大いなるショックを受けている。

提案したものについては「コストと効果でこれ以上のものはない」と、今でも自負しているから悔しい。

余り勘ぐりたくはないのだが、やはり国民の側を向いているのかなと考えてしまう。

負け犬の遠吠えに、聞こえるかも知れないのでもう書かない。

 総選挙が終わって、新聞が予想した通りの結果であった。

これからの日本がどういう道を歩んでいくのかわからないが、苦難の道であることは間違いない。

小生にとっては、二重の苦難が始まった。

雪は降る

街はクリスマスの飾りつけでまばゆいばかりだ。

雨は夜更けに雪に変わり・・・という山下達郎の「クリスマスイブ」が流れている。

その昔は、曲はジングルベル、パーティー券を買わされ、イブにはケーキを持ったお父さん達がいたものだ。

何より鳥のももを焼いたものに、銀紙でできた持ち手が付いているのが、テーブルに載っていることに憧れたものだ。

こんなことを知っている人は、年代が分かってしまう。日本が高度成長に差し掛かった頃のことだから。

 そのころは、冬になると「雪が降る」が流行った。 サンバトーレ・アダモが歌った名曲だ。

雪の降る夜、恋人の訪れを空しく待つ気持ちを歌ったシャンソンだ。 

アダモの作詞、作曲、歌で世界的にヒットしたが、特に日本語で歌ったものは大ヒットした。

 ある時、日本の旅客機に乗っていたら、機内放送で「雪が降る」が聞こえてきた。

嬉しくなったアダモは、茶目っ気を起こして傍を通りかかったC.Aに「これは何という曲ですか?」

すると、C.Aは、「日本の民謡です」

本日は、歯が痛くて動くとズキズキする。

 

泉下の君へ

当ブログのキーワード検索を調べてみて驚くことがある。

今日時点で、今月のトップに来ているワードは「池田穂高」である。

読者の中には初耳の方も大勢いらっしゃると思う。 弊社で働き本年5月に、黄泉へ旅立った男のことである。

二度ほどブログに書かせてもらい、多少の反響を頂いたが、こんなに大勢の注目を集めていたかと思うと、亡くしたことを残念に思う。

長年「不溶化」のテーマで、重金属の封じ込めを独特の感覚で探し当て、実用化に向けて力を注いだ男だ。

いまも、彼のブログが残っているので是非読んでいただきたい。

現在、苦しんでいる放射能の問題でも、彼が何をどうしたかったが分かっていただける記録だ。

アイソトープの事に造詣が深く、重金属の不溶化を専門としてきたので、この二つを融合して貢献しようと取り組んだ。

道半ばで倒れたはしたが、その意志は脈々と受け継がれるだろう。

ひょっとしたら、間もなく除染という形で大きく花開くかもしれない。

本日訪問して協力をお願いした所でも、「素晴らしい」との評価を頂いた。

何を相談したのかを書きたいが、ちょっと書けない、待っていただきたい。

 池田君!!  君と福島の広野町に出向いた事が、大きな力を与えるかもしれないよ。

何かそんな予感を感じた本日の出来事であった。

大きな喜びの報告をしたいと思っているよ。 我々を遠くから見守ってくれよ。